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学校で使う文房具は誰のため? (アメリカと日本の違い)

現代版 若草物語。四姉妹の母、チサッティのブログへようこそ!海外での生活や子育て、アメリカの学校についての話題を中心にフロリダ州オーランドからお届けします。

学校から来る各学年毎の文房具リスト
学校から来る各学年毎の文房具リスト

こんにちは。


いよいよフロリダ州・オーランドの私たちの住む学区では、来週の8月10日(月)から9日間リモートでのフル授業に慣れるための準備期間としてオンライン授業が開始されます。


そして、準備期間を経た8月21日より、学校登校が再開されます。



それに先立って毎年恒例、学校から各学年毎の『School Supply List (スクールサプライ リスト)』が保護者へ送られて来ました。



スクールサプライというのは、文房具のことです。


子供たちが学校で使うための文房具なのですが、アメリカと日本での【誰が使う為?】という点で、全く認識が違うのです。



日本では、【自分が使う為】に自分の文房具を用意して新学期を迎えますよね?

だから、一つ一つに自分の名前をかいてもっていきますよね。


ではアメリカは?


➡➡➡  【みんなで共有して使う為】に基本的な文房具を用意するんです。クラスへの寄付ですね。


だから基本名前を文房具に書きません!



オープンスクールの時にクラスへ持っていき、持ってきた文房具全てが一箇所に集められて、それを生徒たちが必要な時に備品棚に集められた文房具の中から取って使う、と言った感じなのです。


鉛筆、クレヨン、マーカー、消しゴム、のり、ホワイトボードマーカー、ティッシュ、ジップロック等はみんなで使うために持っていきます。寄付的(ドネーション)な感覚です。



そして言っておきたいのが、全員がスクールサプライ(文房具)をリストのように持ってくる訳では無い!ということです。


ちゃんとリスト通りに持ってくる人もいれば、一部のリストの文房具を持って来る人、そして殆ど持って来ない人、持ってくる余裕がない人・・・。



なので、リストを見てもらえば分かると思いますが、


* 鉛筆 24本

* スティックのり 12本

* 24本色のクレヨン 4箱 ➡ 合計96本


例えば鉛筆24本という数、1年で1人で使い切ると思えますか?普通に考えてありえない本数ですよね?


リストアップされた文房具の本数が多いのは、持ってこない、持ってこれない人もいるという事を前提にした数なんですね。



でも、アメリカ的な文房具用意の大きな問題点。


それは生徒達がものを大切に使わないということです。


自分が持ってきた自分用の名前が書かれた自分用の文房具であれば、愛着も湧くし大切に扱いますよね?


でも、誰のでもない名前も書いていない、もし壊れても壊してもなくなっても、また在庫がクラスの備品棚にあるからすぐ手に入る文房具たち。


そんな状況で、子供たちにものを大事に使う気持ちが育つとは思えません。


毎年の新学期を迎えるにあたって、毎回そんな納得の行かない感情でいっぱいになります。


では何故、共有のものとして文房具を用意するのでしょうか?


理由はアメリカでは15億人もの子供たちが、家庭に文房具を用意できる金銭的余裕がないからということからだそうです。


なので、持って来れる人が持ってきてみんなで使おうね!というシステムになったんですね。



日本的な文房具準備とアメリカ的な文房具準備、どちらがいいと思いますか?


また今年も私はモヤモヤした気持ちで3人分の文房具を揃え始めました。